洗面台などの住宅設備機器やコピー機などのOA機器の中で大型製品の場合、梱包・包装は通常、段ボール箱の中に発泡スチロールを入れたり、木枠などを製品に合わせて作成した上で、そこに製品を入れ梱包します。しかし、発泡スチロールの場合はリサイクルが難しく、木枠の場合は重くて作業性が悪く処分する場合のコストが高い、また輸出の際、相手国によっては木の燻蒸義務がある点が問題となっています。
CFGは段ボール製なので軽量。製品の角の部分だけに当てることでコンパクトな裸梱包に近い形での包装が可能な上、リサイクル率も高い包装資材です。この事が評価され、住宅設備メーカーや家電メーカー、自動車部品メーカーなどで使用されています。また、資源をより有効活用できることから環境意識の高い欧米でも需要が拡大。平成10年(1998)に東缶興業(株)(東京)と共同開発した独自のCFG製造装置は、現在、フランスやドイツ、アメリカなどに輸出・技術供与されています。