CFGとは

弊社が平成10年(1998)に開発した発泡スチロールや木枠に代わるリサイクルが容易な段ボール緩衝材「CFG(クッション・フレキシブル・グルー)」
CFGは包装する製品の形状に合わせて段ボールを打ち抜き、それをのり付けし重ね合わせて製造します。

CFGのメリット

洗面台などの住宅設備機器やコピー機などのOA機器の中で大型製品の場合、梱包・包装は通常、段ボール箱の中に発泡スチロールを入れたり、木枠などを製品に合わせて作成した上で、そこに製品を入れ梱包します。しかし、発泡スチロールの場合はリサイクルが難しく、木枠の場合は重くて作業性が悪く処分する場合のコストが高い、また輸出の際、相手国によっては木の燻蒸義務がある点が問題となっています。

CFGは段ボール製なので軽量。製品の角の部分だけに当てることでコンパクトな裸梱包に近い形での包装が可能な上、リサイクル率も高い包装資材です。この事が評価され、住宅設備メーカーや家電メーカー、自動車部品メーカーなどで使用されています。また、資源をより有効活用できることから環境意識の高い欧米でも需要が拡大。平成10年(1998)に東缶興業(株)(東京)と共同開発した独自のCFG製造装置は、現在、フランスやドイツ、アメリカなどに輸出・技術供与されています。  

CFG技術の特徴

CFGの材料は、ソリやムラのない高品質な段ボールシートです。段ボールシートのソリを防ぐための温度・湿度の管理には、細心の注意が払われます。

CFGは、包装の対象となる製品本体にフィットした緩衝材を実現します。あらゆる形状の製品に対応するため、生産工程の前段階に「抜き工程」と呼ばれる工程があります。高速で精密な抜き加工を行うカートンマスター機により、複雑な抜きを行います。

独自開発した全自動のCFG製造装置では、CPUコントロールによる正確で高速な糊塗布技術により、抜き加工を終えた段ボールシートを重ね合わせます。CFG製造装置に使われる「糊塗布コントロールデータ」は社内のメインシステム(R6-ODPBI-SYSTEM)と連結されて遠隔管理されています。また、CFG製造装置の保守管理もオンラインでモニターされており、異常が発生した場合は機械メーカーにて即時状況が把握でき短時間での復帰が可能。機械の高稼働を維持しています。